2024年12月10日 05:00 | 有料記事

美馬学
苦しい一年だった。契約更改を終え、会見に臨んだ美馬学投手はシーズンを終えて初めてつらかった2024年を振り返った。
「勝ちたいという想い。投げないといけないという想いがあった。それが焦りにもなった」
時折、会見場の天井を見上げ、言葉を選びながら、丁寧にその時の心情を言葉に変えた。
8月だった。ピッチングの際に軸足である右ひざのじん帯に痛みを覚えた。右ひじを痛めたことはあったが膝は初めてだった。投げたくても投げられない。少し間を置いてブルペンに入っても、痛みはなかなか消えなかった。
「傾斜で投げるのが怖いと思った。けがをして怖いとここまで思ったのは初めてかもしれない」と言う。
ルーキーイヤーから13年連 ・・・
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