兄弟対決トップが制す サッカー天皇杯

天皇杯2回戦  日立柏サッカー場 観衆4712人
VS 柏ユース
3 2 前半 0 0
1 後半 0

▽得点者 【柏】レアンドロ2、沢

 サッカーの天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)第3日は8日、シードのJリーグ勢が登場する2回戦を各地で行い、J1柏は下部組織の柏ユース(千葉)に3-0で快勝し、3回戦に進出した。

 J1勢では神戸がSAGAWA・SHIGA(滋賀)、札幌が長野パルセイロ(長野)の日本フットボールリーグ(JFL)勢に敗れる波乱があった。仙台、浦和、清水、横浜M、鹿島、川崎、C大阪、G大阪は順当勝ちした。

◆プロ体感の真剣勝負
 天皇杯の長い歴史の中で、柏が初めて実現させた兄弟対決。「不思議な感覚と幸せの充実感を感じてゲームをしていた」。OBでユースを率いた下平隆宏監督が、この日関わった全員の思いを代弁した。

 普段から隣接する施設で練習し、オフにはトップの選手がユースの練習に加わることも。練習試合は毎年行ってきたが、トップのレギュラーとの真剣勝負はなかった。プロのすごみを間近に感じた時間に、秋野央樹主将は「レアンドロのポジショニングがすごく良くて勉強になった」と言う。


戦評

  柏はレアンドロが前半14分にネットバイアーノとのパス交換から先制ゴールを決め、同46分に追加点。後半2分にロングパスを受けた沢が右足で加点し、多くの時間で試合を支配した。柏ユースは秋野を起点に攻めたが、ゴールならず。


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