昨季Ｊ１を制した柏の苦戦が開幕から続いている。２１日の神戸戦で１－３で敗れ、２００９年１０月以来の連敗を喫した。リーグ戦７試合を終え、２勝１分け４敗の１３位と振るわない。

　１４日の仙台戦との２試合で計６失点し、リーグワースト３位タイの１２失点。しかし守備の崩壊というよりも、目立つのは前がかりを突かれたカウンター。サイドの突破から素早くゴール前にボールを運ばれ、ＤＦ陣が慌てて追い掛ける展開が続く。

　攻守のバランスが崩れている。「相手のカウンターがいいというより、自分たちができていないことが多い」と主将の守備的ＭＦ大谷は受け止める。「数的同数、または自分たちが１人余る中での守備を詰めないといけない」と修正点を挙げる。