中谷順子選 【日報詩壇】

少年の日の思い出 白井 郡司純一

友と自転車に乗っていた
バス停でバスが止まり
二人の少女が降りて来た
少女は田んぼ道を歩いて
帰っていった やがて
橋を渡り歩き続けていた
友が突然
「おーい」と呼んだ
二人の少女は振り向いた
私も「おーい」手を振った
二人は黙って歩いて
急に近寄り何かを話し
 ・・・

【残り 1483文字】



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