2021年11月9日 06:55 | 無料公開

8日、ベラルーシとポーランドとの国境地帯に集まった難民ら(タス=共同)
【モスクワ共同】ベラルーシの国境警備当局は8日、同国西部のポーランド国境地帯に集結している難民の数が2千人以上になっていると発表、ポーランドの治安部隊がヘリコプターなどを使って不当に圧力をかけていると批判した。一方、ポーランド側は難民の数を3千〜4千人と発表、一部が力ずくで越境を試みたとして、国境の道路を9日朝から封鎖すると表明した。
ロシアのテレビは、荷物を抱えた大勢の人がベラルーシ側で行列を作って歩く様子や幼い子どもたちを連れた難民らがテントを張り、たき火で暖を取る場面などを放映。多くがイラクからの難民で、最終目的地としてドイツを目指しているという。