腎臓病患者に「緩和ケア」提言 自民有志「体制整備を」

報道陣の取材に応じる上川陽子氏(中央右)と堀川惠子さん(同左)ら=27日午後、厚労省

 自民党の国会議員有志でつくる勉強会(上川陽子呼びかけ人代表)は、透析の継続が困難になるなどした腎臓病患者に、体や心のつらさを和らげる緩和ケアが提供される機会が十分ではないとして、医療従事者らが緩和ケアに積極的に関わることを促すための体制整備を求める提言をまとめ、27日、福岡資麿厚生労働相に手渡した。

 上川氏は報道陣に「苦しんでいる患者に施策を届けたい。最大限、進めていきたい」と話した。

 提言では体制整備として、がん患者用の鎮痛剤を腎臓病患者にも使えるようにし、診療報酬でも対応するよう要望。また、診療体制の整ったモデル地域をつくり、全国に広げることも求めた。


  • Xでポストする
  • LINEで送る