町長選で公開討論会 酒々井立候補予定の2氏

 今月29日に投票が行われる酒々井町長選の立候補予定者2人による公開討論会が19日、同町のプリミエール酒々井文化ホールで開かれ、有権者ら約230人が来場、両氏の主張に熱心に耳を傾けた。

 同討論会は、町民有志らでつくる「公開討論を実現する会」(木次加江代表)が主催。いずれも無所属での立候補を表明している現職の小坂泰久氏(61)と、町議の引地修一氏(65)が出席した。両氏は自己PR後、「行財政改革」「福祉と環境と教育」など3テーマごとに討論。それぞれ自分の考えを3分間にまとめ主張した上で、各2分間の持ち時間で補足、反論した。互いに質問をぶつけ、来場者からの質問に答える時間も設けられた。

 討論は「南部地区新産業団地と中川調整池」のテーマで白熱。両事業を推進してきた小坂氏は、その必要性を強調したのに対し、引地氏は、事業見直しを視野に精査するべきと訴え。両氏の主張の違いが鮮明に示された。

 木次代表は「雨の中でも、多くの人が来場してくれうれしい。有権者には町政の方向性を決める責任があると思う。ぜひ投票に行ってほしい」と話した。


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