究極選択、野田氏苦悩 木村氏現4区で活動継続 衆院選 区割り影響の当事者 【変わる制度どうなる県内選挙】(中)

提案された区割り案について、真っ二つとなった船橋市の状況を手刀を振り下ろして表現する野田元首相=同市の野田議員事務所
提案された区割り案について、真っ二つとなった船橋市の状況を手刀を振り下ろして表現する野田元首相=同市の野田議員事務所

 衆院選挙区画定審議会(区割り審)が勧告した新たな区割り案で、最も影響が大きい千葉4区(船橋市南西部)。選出されているのは元首相で立憲民主党の野田佳彦衆院議員。

 4区は同市有権者の約87%が含まれる。ところが区割り案では、市の人口を二分する形で東西に分断。新4区は船橋市西部に市川市北部を加えた地域で、新14区は船橋市東部に習志野市を足した地域となる。

◆船橋が真っ二つ

 野田氏は区割り案を見た当時を振り返り「船橋市がほぼ船取線(県道船橋我孫子線)で真っ二つに分断され、目が点になった。もん絶し七転八倒しながら選択するしかない」と熟慮する。

 現行小選挙区制度が初めて行われた1996年、千葉 ・・・

【残り 932文字、写真 1 枚】



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