6党相乗り3新人圧倒 大所帯、関係者から不満も 熊谷氏完勝劇の舞台裏 検証(上)【2025千葉県知事選】

陣営関係者や支持者らが集結した熊谷氏の出陣式=2月27日、千葉市中央区
陣営関係者や支持者らが集結した熊谷氏の出陣式=2月27日、千葉市中央区

 16日に投開票された知事選は、現職の熊谷俊人氏(47)が再選を果たした。投票率(31・93%)は前回と比べ7・06ポイント減となったものの、得票数を4年前と同水準の140万票台に乗せるなど「熊谷人気」を基盤に3新人を圧倒した。一方で、今回の選挙戦は6党の県組織などが支持する相乗りの構図で、陣営関係者からは大所帯ゆえの不満も聞かれた。舞台裏を検証する。

 前回知事選の応援で中心的役割を担った立憲民主は、昨年11月の県議会で熊谷氏に再選出馬を要請。12月の熊谷氏出馬表明後にいち早く県連支持を決定した。1月以降、国民民主、公明、地域政党「市民ネットワーク」、日本維新の会の各県組織や県議会会派「千葉新政策議員団」も相次いで支持を打ち出した。

 前回、対立候補を ・・・

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