Ｊ１第３２節（１７日・日産スタジアムほか＝９試合）柏は２－１で横浜Ｍに競り勝ち、３試合ぶりに白星を挙げた。広島は浦和に０－２で敗れて勝ち点５８で足踏みしたが、辛くも１点差で首位を守った。２位仙台は鹿島と３－３で引き分けて同５７。残りは２試合で次節の２４日に広島が勝ち、仙台が敗れて勝ち点差が４に開けば、広島の初の年間優勝が決まる。浦和は同５２で３位。

　名古屋は磐田を２－０で下し、勝ち点５２の４位。残留争いは１４位大宮、１５位神戸、１６位Ｇ大阪が勝ってそれぞれ勝ち点を４０、３９、３７とし、１７位新潟は敗れて３４のまま。Ｇ大阪と新潟は、次節にＪ２降格が決まる可能性がある。

◆満足している　柏・ネルシーニョ監督
　きょうの目標は勝ってＡＣＬのチャンスを残すことだった。達成できて満足している。最後はパワープレーで相手の出てくる力が強くなったが、しのいでくれた。いいゲームだった。

◆雨にも集中切らさず
　視界が遮られるような雨に見舞われたが、柏は最後まで集中力を切らさずリードを守り抜いた。

　前節は後半４５分に失点し引き分け。この日も後半終了間際に横浜Ｍ・大黒にシュートを打たれたが、守備的ＭＦ大谷がスライディングでゴールは阻止。「相手は４、５人が前に出てきていたが、自分が最終ラインに入って人数を合わせた」と大谷は話した。