神奈川県川崎市の中川健史さん(29)は中学時代の部活仲間5人と初めて参加。「目立つために何かしよう」とヘルメットにバナナを載せた。最終日には仲間全員で付け、共にゴールゲートをくぐった。
約15年来の付き合いだが、みんなで一つのことをやった経験はなかった。エントリーした7月から練習してきた。バナナも、3日目までには全員がヘルメットに載る手ごろなサイズを調達、頭に載せることができた。
「エイドステーションでもらえるのは大きくて」。参加者や沿道の注目を集めた中川さんは、同じバナナを3日間載せ続けた。頭上の相棒の重みを感じながら、6人は房総の風になった。
トラブル解決に奮闘
大会支えたメカニック
メカニックとして参加者のサポートをしたスペシャライズド・ジャパンのスタッフ阿部勉さん(46)はエイドステーションで参加者の自転車トラブル解決に奮闘、大会を支えた。
今年は最初の2日間が雨。参加者はパンクやブレーキの故障に悩まされた。替えのチューブは昨年の倍以上が必要になったという。最終日の晴天でも「水でギアのオイルが流され、油を差す人が多かった」。頼りにする人はひっきりなしだった。
エイドステーションではペダルにはめた靴底が外れないという珍しいトラブルを抱えた人も飛び込んできた。阿部さんらスタッフは懸命に汗を流して修理に当たり、参加者を送り出した。






