◆3釣法で難敵攻略
館山湾内のカワハギが終盤を迎えたが、相変わらずの好食いを見せている。15~28センチがいい人で30匹前後で土産は確実だ。
ポイントは船形港から航程15分ほどの近場。水深は30~35メートル。館山つりセンターの花輪雅一船長は、「水温は16度。立春を過ぎたが、海はまだ冬でカワハギの群れが固まっていて、3月いっぱい楽しめる。30センチ級のビッグもまじり、ハリ掛かりさせれば、思わず笑みがこぼれる。『釣らせますから来てください』」と手ぐすねを引いている。
難敵を攻略する釣法は、「キキ釣り」「タルマセ釣り」「タタキ釣り」の3パターン。その日の潮にもよるが、この3パターンを織りまぜるのが釣果を伸ばすコツ。タルマセ、タタキを駆使するときは、中オモリ型の集寄がおすすめ。
使用ロッドは、2メートル前後のカワハギ専用ザオ。リールはPE1号を巻いた小型両軸。オモリは30号。
先日、同宿から午後船で出漁した釣友は、「午後の方が釣れているとの情報で楽々のんびりの午後船を選んだ。当日は潮が流れず苦戦したが、良型まじりで釣果を20匹台に乗せた。キモ和(あ)えのお造り、鍋で絶品だった。次回は早起きして午前船に乗る」と話した。
問い合わせ、予約は同センター、電話0470(27)3807へ。
◆心地良い3段引き
飯岡沖の生きエビエサによるハナダイも上で1束近くと好食いが続いている。15~27センチが上手な人なら70、80匹は軽くクリアできる。20センチ超えの3点掛けも夢ではなく、タイ特有の3段引きが心地良い。
ポイントは港から航程40分あまり。水深は35~40メートル。使用ロッドは、1・8メートル前後のカワハギザオがベター。アタリが取りやすく、しっかり合わせを入れれば確実に釣れること請け合いだ。
重りは35~40号を使用。リールはPE1、2号を巻いた小型両軸。仕掛けは胴突き3~4本バリ。エサの生きエビは、バケツから小網ですくい、尾羽を取ってハリを刺し、腹側に抜く。
釣り方は、仕掛けを船前に投入し着底させる。イトフケを取って20センチほどサオを上げて誘う。この誘いでタイが「パクッ」とエサをついばむ。そして瞬時の合わせ。合わせ遅れるとエビの頭だけかじられて、敵に逃げられてしまう。…
今週の見出し
保田沖のアジ上昇
大原沖でフグ堅調
ホウボウ好食い 飯岡沖
スルメイカ数釣り 飯岡沖